乳酸菌の種類ガイド

乳酸菌の種類ガイド

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ひとくちに「乳酸菌」といっても、乳酸菌には、色々な種類があり、
それぞれに異なる働き場があり、作用の仕方も異なります。

 

乳酸菌は、「乳酸」を多量に作り出す菌の総称で、
乳酸菌を作り、腐敗ではなく、「発酵」に役立つ性質を持っています。

 

つまり、「乳酸菌」という特定の菌があるのではなく、
そこには、細菌分類上の様々な菌種が含まれていて、
その種類は、現在30を超え、それぞれの持つ形態によって、
大きく3つに分けることが出来ます。

 

(1) 乳酸桿菌(ラクチパチルス)

 

棒状の形をしています。

 

主に小腸に住む乳酸菌で腸内免疫力を高めたり、
有害物質を減らすなどの働きをします。

 

胃に生息し、ピロリ菌をやっつけるものもあります。

 

(2) 乳酸球菌(ラクトコッカス)

 

丸い球形をしています。

 

コレステロールを下げたり、免疫力を高めたりします。

 

小さいので、一度にたくさんの数を摂ることが可能です。

 

(3) ビフィズス菌

 

増殖する際、V字型やY字型に枝分かれします。

 

厳密に言えば、ビフィズス菌は乳酸菌特別されています。

 

ですが、乳酸菌の仲間とされることが多いので、
このサイトでも、乳酸菌の仲間として扱います。

 

主に大腸に住み、腸の動きをよくして便秘を防ぎます。

 

また、他の病原菌を追い出し、下痢を防ぎます。

動物由来の乳酸菌と植物由来の乳酸菌

乳酸菌は、乳製品に含まれているイメージがあります。

 

ですが、乳酸菌は、実際には、
様々な発酵食品や自然環境の中に生息しています。

 

そして、動物由来の乳酸菌と植物由来の乳酸菌に分けることが出来ます。

 

動物由来の乳酸菌(動物乳酸菌)と植物由来の乳酸菌(植物乳酸菌)の違いは、
その栄養源が大きく関係しています。

 

動物乳酸菌は、牛乳や動物の腸の中など、
栄養がたっぷりあるところに生息しています。

 

植物乳酸菌は、植物の茎や枝、葉などからにじみ出る分泌液を栄養としていて、
動物由来の環境に比べ、
栄養源が乏しいというところに生息しています。

 

また、植物はタンニンやアルカイロイドなどの抗菌物質を生成します。

 

ですから、植物乳酸菌は、これらの抗菌性にも耐えうる力を持っていることが必要です。

 

つまり、動物乳酸菌よりも、植物乳酸菌のほうが
悪条件で生育できる強い性質を持っている乳酸菌であることが分かります。

 

とはいっても、動物乳酸菌のほうが劣っている、
植物乳酸菌のほうが優っているというわけではなく、
どちらも、私たちヒトにとって有益に働いてくれる微生物です。

 

・動物乳酸菌

 

動物由来の乳酸菌は、ヨーグルトやチーズ、
くさや、なれずしなど、
動物性の発酵食品を作り出す乳酸菌の事を指します。

 

ヒトをはじめとする哺乳類の腸に生息している乳酸菌も、
この動物由来の乳酸菌の仲間で、
これらをまとめて「動物乳酸菌」といいます。

 

・植物乳酸菌

 

植物由来の乳酸菌は、糠漬けやキムチ、ザーサイ、味噌、
しょうゆ、みりんなど、植物性の発酵食品に含まれているものです。

 

また、発酵食品だけでなく、果物や野菜、花などの表面にも
乳酸菌は生息しています。

 

これらをまとめて「植物乳酸菌」といいます。